※2023年6月28日アップデート

AzureのVDI「Azure Virtual Desktop(AVD)」とは

概要

Windows Virtual Desktop(WVD)

AVDはマイクロソフト社がAzure上で提供するWindows10/11のデスクトップ仮想化サービスです。
マイクロソフトならではの特典で、コスト削減や、Officeアプリケーションの最適化など、他社のDaaSでは提供されない独自機能を提供します。
パブリッククラウドであるAzureを基盤として利用するため世界各国での展開や、柔軟なリソース調整など、様々な要件に対応可能です。
Windows 10/11を用いた柔軟な働き方を実現するのであれば、優れた機能とセキュリティ、コストの面で何よりも優位な選択になります。

環境イメージ(簡易アーキテクチャ図)

AVDの構成要素はMicrosofot社が管理されるものと、ユーザー自身で管理するものと、大きく2つに分けることができます。
オンプレミスと比べて、管理範囲が狭まるため、運用負荷を軽減できます。

Azure Virtual Desktopの特長

マルチセッションでコスト削減できる

一般提供されているWindows10/11は1ユーザ、1マシンの環境を利用する必要があります。
AVDで提供されるWindows10/11は1つの仮想マシンに複数のユーザが同時利用することができます。これによりユーザごとに仮想マシンを利用しないため、クラウド利用コスト、運用コストが大幅に削減されます。また、WindowsのライセンスもMicrosoft 365付属のE3を活用できます。

AVDマルチセッション
AVDはMicrosoft 365との親和性が高い

TeamsなどのMicrosoft 365/Office 365のシームレスな接続

マイクロソフトの1st-Party製品であるAVDは、同じくマイクロソフト製品のOffice製品と相性が良いです。
サブスクリプション版の“Office 365”を追加料金なしで機能制限もなくそのまま持ち込んでいただけます。
E5シリーズのセキュリティ機能もAVD上でお使いいただけますので、セキュリティ強化をお考えの企業様にもぴったりです。

柔軟なリソース調整が可能

Windows10/11が必要なタイミングですぐに環境を拡張することができます。
Azureのすべての地域に展開できるため、利用者の拠点などに合わせてフレキシブルな設計ができます。

AVDで実現する柔軟なリソース調整
Citrix DaaS with AVDとHorizon Cloud with AVD

CitrixやVMwareのVDIとのコラボレーションで細かい要件にも対応できる

マルチセッションなどのメリットはそのまま、Citrix社やVMware社独自のテクノロジーをアドオンすることができます。「Citrix DaaS with AVD」「Horizon Cloud with AVD」と呼ばれ、通信速度の速い通信プロトコルや閉域網接続など、より細かい要件に対応することが可能となります。

Windows10の無償延長サポート

AVDを利用すると、2025年にサポートを終了するWindows10の無償延長サポートを受けることができ、

Windows11への移行の準備を自社のペースで行うことが可能です。

Azure Virtual Desktopの活用例とできること

柔軟なリモートワーク

AVDで実現する柔軟なリモートワーク
  • BYODに対応
  • 短期間での導入が可能
  • リソースを柔軟に調整できる
テレワークで利用するメリット

安全な業務環境

セキュリティの強い業務用環境
  • 画面転送で手元の端末にデータが残らない
  • Microsoftのセキュリティサービスとのスムーズな連携により、
    ゼロトラストの概念でセキュリティ強化できる
AVDのセキュリティ強化術

インターネット分離

AVDで実現するインターネット分離
  • オンプレミス環境とまったく別の環境
  • ブラウザのみの配信が可能
  • 要件に応じてセキュリティ強化できる
インターネット分離の作り方

一部のユーザ向け

リモートエンジニアリング
  • 協力会社やインターン、海外の従業員などに
    必要な期間のみの稼働が可能
  • 海外からもアクセスできる
  • GPUも実装できる

Azure Virtual Desktopの参考料金

VDI方式(シングルセッション)の場合

AVD(シングルセッション)100ユーザー分の月額費用

¥5,9171ユーザーあたり月額
  • 稼働時間:12時間/日、20日/月
  • スペック:2vCPU_4GB-MEM_128GB-HDD

マルチセッションの場合

AVD(マルチセッション)100ユーザー分の月額費用

¥4,8091ユーザーあたり月額
  • 稼働時間:12時間/日、20日/月
  • スペック:2vCPU_4GB-MEM_128GB-HDD

Azure Virtual Desktop導入サービス

Azure Virtual Desktop 検証キャンペーン

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  • 事前打ち合わせ1回・最大2時間(接続方法のヒアリング)
  •  AVDのPoC環境の構築
  • 手順書のご提供と説明
  • 環境引き渡し後最大1か月(20時間)のQAサポート

本キャンペーンの特長

  • 迷いなくPoCを進められる
    AVDのプロが、PoCに必要な要素をパッケージ化しました
    過不足のないPoC環境を手に入れられます

 

  • パッケージならではの価格とスピード感
    パッケージ化したことにより低価格&短期間構築を実現
    参考価格100万円~、最短1か月使い始められます
  • 個社要件に沿ってカスタマイズ可能
    パッケージを基に、カスタマイズも対応します
    例:VPN、Express Routeによる自社環境とのつなぎ込み/IPアドレスの固定化など

 

  • 手順書のお渡しとQAサポート付き
    運用手順書をお渡しと環境のお引渡し後1か月、
    最大20時間のQAサポートで安心して検証していただけます
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日商エレクトロニクスが、お客様のAzure運用のトラブル/工数/コストを削減。
業務内容に合わせたサポートプランでコア業務に注力できます。

本キャンペーンの内容

ベーシック デベロップメント スタンダード プロフェッショナル
価格 無償 月額10万円
※年間契約が必要となります
月額20万円
※年間契約が必要となります
月額40万円
※年間契約が必要となります
特徴
  • 開発環境や、基本的に自社で運用可能な方向け
  • 社内での運用がメインだが、QA対応が必要な方向け
  • QA(メールのみ)
  • 障害対応(平日)
  • お客様専用ポータルご提供
  • Azureアップデート情報ご提供
  • SLO 8営業時間目標
  • 障害時の対応や、Azure活用支援が必要な方向け
  • QA(メールのみ)
  • 障害対応(平日)
  • お客様専用ポータルご提供
  • Azureアップデート情報ご提供
  • SLO 8営業時間目標
  • 12時間365日のサポート監視予兆が必要な方向け
  • QA(平日)
  • 障害対応(24時間365日)
  • お客様専用ポータルご提供
  • Azureアップデート情報ご提供
  • 障害復旧・解析支援
  • 監視予兆緊急対応
  • 技術定例会実施(月に1回)
  • SLO 最大4時間

本サービスの特長

  • 技術定例会で既存環境を分析、活用の効率化を目指します
    Microsoft Azureのさらなる活用を支援するために
    Azureプロフェッショナルによる技術定例会をご提供いたします。
    現状の使用状況の改善やさらなる活用のための
    技術相談、コスト効率化を図るための提案もいたします。

 

  • 監視/予兆でリアルタイムで危険を察知します
    お客様のAzure環境をAzure Monitorで監視します。
    監視結果は日商エレクトロニクスにリアルタイムに送信され、一定の閾値を超えた場合はお客様へご連絡します。
    お客様から指示のある場合には、リモートから対応も実施いたします。

 

  • リモートから障害復旧作業を代行、お客様の工数を削減します
    お客様に代わり、リモートからAzureのログ収集や復旧対応作業を実施いたします。お客様のデータにはアクセスしないのでご安心ください。
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利用方法や必要なライセンスなど、詳細を知りたい方は資料を
ご覧ください。

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ライセンスガイド

AVD (旧 WVD) を利用するにあたって
自社の要件に合うライセンスを精査したい方向けに、
ライセンスを整理してみました。

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VDI比較資料

Azureで動く4つのVDIサービス(AVD, Windos365, Citrix, Horizon)を比較しました。機能、ライセンス、運用管理面で比較、選び方のチャート表付きです。

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