VMware vSphere クラウド

1.VMware vSphere環境クラウド移行のメリット

ITビジネスの根幹を担うインフラは、ここ数年でますます複雑化しており、日々の管理業務が高負荷となっています。対処にはシステムの新規増築や拡張が必要ですが、従来のオンプレミス型で行う場合は、長期リードタイムが発生してしまうなど悩みは尽きません。

こうしたインフラ管理者の悩みを解決する手段として、クラウド導入への注目が集まっています。今回のテーマであるVMware環境についても、システム管理者の観点からは、長らく使用してきた既存のVMware vSphere環境を、運用面でもシステム面でもそっくりそのままクラウド上で使いたい、という方が大多数だと思います。これまでは、クラウド化をご検討いただいても、IPアドレス移行の問題や止められないサービスの存在によって、変更が厳しいシステムはオンプレに残さざるを得ないということがありました。

現在、AWSやMicrosoft Azure上にVMware社のvSphere環境をそのまま移行できるサービスがあり、簡単にクラウド化をすることができるようになりました。クラウドの最新機能を活かしつつ使い慣れたvCenterで運用管理をすることができ、新しいノウハウの習得にかける時間も少なく済むので便利です。クラウドはぜひ活用していきたいですね。

 

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2.VMware vSphere環境クラウド移行の悩み
トップ3とは?

クラウド移行検討の一方で、クラウド移行自体にもハードルはあります。
パブリッククラウドサービスを使う場合のセキュリティは信頼が置けるのか、
現在のポリシーを見直す必要があるか、そもそも既存の環境が複雑な状況で容易にクラウド移行可能なのか…
こうした疑問が多く出てくることでしょう。

そこで今回は、実際にクラウド移行を検討しているお客様の中で特に多い悩みトップ3をご紹介します。

 ●悩み① コストの削減ができない!

見積比較上、5年で検討するとオンプレミスの方が安くなるかと思います。IT管理者の方々からすると、クラウドに移行した方が運用管理も楽になり嬉しいことは多いですが、経営陣に費用を見せると「クラウドは高い」という印象で終わり、なかなか導入に踏み切れない・・・なんてことも多いようです。

また、クラウドは基本的に月額単位での従量課金制となっております。導入する際にある程度の試算はしていても導入後に上振れる可能性があり、予算の見通しを立てるのが難しいなどの悩みがあります。

 ● 悩み② 同じサービスレベルが維持できない!

社内の大事なデータを、クラウドという得体の知れない外部のデータセンターに置くことについてセキュリティ不安はありますよね。また、性能や可用性をオンプレミスと同様の要件で実現できるのかという点についての懸念も多いはずです。そもそもクラウドはブラックボックス化されていてよく分からない・・・なんて声もあります。

 ● 悩み③ 自分たちだけで運用できない!

初めてクラウドに移行する場合、クラウド運用のノウハウがない、障害時の切り分けってどうるの?という悩みが多いです。というのも、昨今の人材不足でクラウドの知識を持っている人材を新しく雇うのも大変、既存のメンバーも業務で忙しくて新しいノウハウのトレーニングなんて難しい・・・という状況があるからです。また、クラウドはサービスのアップデートとても早いです。そのアップデート内容に追従できるのか・・・という不安もあるかと思います。

 

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3.VMware vSphere環境クラウド移行の悩み
解決策とは?

VMware vSphere環境のクラウド移行に対応しているクラウドといえば、AWSとMicrosoft Azureです。
どちらのクラウドも、上記の悩みを吹き飛ばしてくれるような機能を備えているので安心してクラウド移行できると思います。

 ●コストの削減ができない! の解決策

①正しく比較すればコストメリットがみえてくる

単純にオンプレミスとクラウドの費用を比較すると「オンプレミスの方が安い」という結果になるかと思います。
しかし、オンプレミスの費用に含まれている見えないコストについてもしっかり算出してみましょう。

例えば、
・5年ごとにやってくる更改にかかる費用/人件費
・更改や拡張などにかかるリードタイムの長期化による機会損失コスト
・煩雑な運用管理による運用負荷/人件費

一方でクラウドは一見、費用が高そうに見えますが見えない利益も含まれています

例えば、
・運用負荷削減による人件費削減
・俊敏性アップによるビジネス貢献率向上

目に見えるコストだけでなく、ビジネス成長性なども踏まえて検討してみてください。

②自動化ツールで利用しないVMを停止でコスト減

利用しない時間帯は仮想マシンを落としておくことで課金されません。

またメインサイトのリカバリ先を用意する場合、
オンプレミスで用意する場合はメインサイトと同じ費用がかかりますが、クラウドであればコストを削減できます。

③Microsoft Azure独自の特典を活用

Windows Serverをお使いの企業様が多いかと思いますが、その場合Microsoft Azureの場合ですとお得な特典を活用できます。

・ハイブリッド特典
オンプレミスでご利用中のSA付Windows Server およびSQL Serverライセンスを持ち込むことが可能

・無償セキュリティプログラム
Azure VMware Solutionは利用料金はVMware使用権/サポート込み。別途ライセンスの調達不要

その他、Microsoft Azureを利用する場合と、AWSを利用する場合ではWindowsライセンスの適用ルールが違います。
既存でお持ちのWindowsライセンスによって、どちらがコストを削減してお得に利用できるのか変わってきます。
詳細は、下記の資料にて詳しく記載していますのでチェックしてみてください。

【Microsoft AzureとAWS比較付き】
VMware vSphere環境のクラウド化 よくある悩みと解決策

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●同じサービスレベルが維持できない! の解決策

①完全なVMwareネイティブ

VMware vSphere環境をMicrosoft Azure、AWSに移行するとVMwareのツールを用いて、オンプレミスと同様の機能を利用できます。vSphereで既にサポートされている3rd Party系ソリューションも連携可能です。クラウド移行により更なる柔軟性/管理性/迅速性向上によるコスト削減やサービス強化が期待できます。

②セキュリティはオンプレミスよりむしろ安全

Microsoft Azureの場合、常に進化する最新鋭DCを保持しており人工知能ベースのDoS/DDoSにも対応しています。
年間1100億円をセキュリティ対策に投資をしており、24時間365日常に、人間の目とAiが監視をしている状況です。
オンプレミスの場合、パッチの対応漏れなどがある可能性がありますが、クラウドは常に最新のパッチが適用されます。
正直、自社のオンプレミス環境でここまでの大金と人材をセキュリティに投資するのも大変だと思います。

③専用線を活用
専用線を用意することによって、セキュリティの向上や、ネットワーク帯域の確保ができます。

 

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 ●自分たちだけで運用できない! の解決策

①使い慣れたvSphere Web Clientと自動化で管理負荷軽減

自社のVMware vSphere環境をMicrosoft AzureやAWSに移行した場合、従来と同じVMwareのツールを活用できます。変わらない操作感で管理できるため、今までのナレッジやスキルを活用することができます。あらたに、トレーニングを実施するリソースを大幅節約できます。

②Microsoft Azureを選択すれば切り分け不要で楽

Microsoft Azureを活用する場合、VMware環境もまとめてMicrosoftがサポートします。
そのため、お客様からするとサポート窓口を1つにまとめることができます。
障害が起こった際でも、自社でVMware環境とAzure環境の切り分けをする必要はありません。

AWSの場合は、VMwareのサポートとAWSのサポートで2つに分かれてしまうのでお客様にて切り分ける必要があります。
サポート範囲の詳細は、下記に記載しているので宜しければ参考にしてください。

【Microsoft AzureとAWS比較付き】
VMware vSphere環境のクラウド化 よくある悩みと解決策

③パートナーのサポートを上手に活用

自社だけで24時間365日対応するのは大変ですよね。クラウド環境のサポートに関して様々なメニューっを用意しているパートナーに、要件を伝えて最適な支援を受けるのも一つの方法です。

 

VMware vSphere クラウド

3.まとめ

VMware vSphere環境のクラウド化に悩みについて、Microsoft AzureかAWSに移行する場合、ほとんど悩みは解決できます。しかし、自社で保有しているWindowsライセンスの内容や、サポート範囲については差があります。

・Windowsライセンスを上手く活用してコストを削減したい。
・運用負荷を下げたい。

などの要件がある場合には、Microsoft Azureを選択した方がお客様の悩みは解決できるでしょう。VMware vSphere環境のクラウド移行については、製品比較から費用算出など分からない点がございましたら、弊社にご相談いただければご支援いたしますのでお気軽にご連絡ください。

【Microsoft AzureとAWS比較付き】
VMware vSphere環境のクラウド化 よくある悩みと解決策

この記事を書いた人

NE + Azure 編集部
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