クラウドネイティブなアプリケーションを簡単に作れる新しいオープンソースプロジェクト「Radius」

こんにちは、皆さん。

今日は、最近話題になっている新しいオープンソースプロジェクト「Radius」について紹介します。

Radiusとは

クラウドネイティブなアプリケーションプラットフォームで、開発者や運用者が、パブリッククラウドやプライベートインフラストラクチャにまたがってクラウドネイティブなアプリケーションを定義、デプロイ、共同作業できるようにするものです。

Radius (radapp.io)

 

それでは、Radiusがどのように機能するのか、どんなメリットがあるのか、どうやって使えるのかを見ていきましょう。

 

Radiusの目的

クラウドネイティブなアプリケーション開発に現代のおけるトレンドです。しかし、クラウドネイティブなアプリケーションを開発するには、多くの課題があります。例えば、

  • クラウドネイティブなアプリケーションは、複数のコンポーネントやサービスから構成されることが多く、それぞれが異なるインフラストラクチャや技術を使っていることがあり、これらのコンポーネントやサービスを統合することは容易ではありません。
  • またパフォーマンスや信頼性を向上させるために、複数のクラウドやインフラストラクチャにまたがってデプロイされることがあります。しかし、異なるクラウドやインフラストラクチャに対応するためには、多くの設定や管理、スキルの習得が必要です。
  • 新しい機能や修正を追加するためには、素早く安全にデプロイすることが必要です。しかし、クラウドネのサービスは日々変化しており、デプロイメントは複雑でエラーが起きやすいといった問題があります。

これらの課題を解決するために、Radiusという新しいオープンソースプロジェクトが登場しました。

Radiusは、クラウドネイティブなアプリケーション開発を簡素化することを目指しています。

Radiusの特徴

  • Kubernetesだけでなく、TerraformやBicepなどの人気のあるツールや、GitHub Actionsなどの既存のCI/CDシステムとも連携します。
  • マルチティアのWeb+データから複雑なマイクロサービスアプリケーションまで、さまざまなタイプのアプリケーションをサポートします。
  • 一つのクラウドだけでなく、複数の異なるクラウドに同時にアプリケーションをデプロイすることができます。ハイブリッドクラウドやマルチクラウドアプリケーションをより簡単に構築できます。

Radiusの仕組み

Radiusは、レシピと呼ばれるもので、アプリケーションとそのインフラを結びつけます。レシピは、YAMLファイルで記述され、アプリケーションのコンポーネントやサービス、インフラストラクチャのリソースや設定、デプロイメントのパイプラインやトリガーなどを定義します。レシピを使えば、

  • アプリケーショングラフを提供し、アプリケーションとインフラストラクチャがどのように相互に関連しているかを正確に可視化します。
  • アプリケーションのコードや設定を分離し、再利用や共有が容易になります。
  • アプリケーションのデプロイメントを自動化し、エラーを減らします。

レシピは、Radius CLIやRadius Web UIを使って作成や実行ができます。Radius CLIは、コマンドラインからレシピを操作するためのツールです。Radius Web UIは、ブラウザからレシピを操作するためのツールです。Radius Web UIは、以下の機能が提供されています。

  • レシピの作成や編集を支援するエディター
  • レシピの実行状況や結果を表示するダッシュボード
  • レシピの共同作業や管理を支援する機能

まとめ

Radiusはまだ本番環境で使える段階ではありませんが、今後、開発者がどのように利用するかを楽しみですね。

RadiusはApacheライセンスで公開されており、GitHubでコードを変更したり実行したりすることができます。RadiusはAzureだけでなく、Kubernetesを使っているどんなクラウドでも動作するように設計されています。Microsoft以外にもBlackRockやComcastなどの企業が協力して、Radiusで定義され管理されたアプリケーションがたくさんのクラウドでも動作するようにしています。

 

この記事を書いた人

髙橋 和輝
髙橋 和輝
テクニカルマーケターとして、新技術の検証、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
学生時代はアプリ開発に興味がありましたが、インフラ、セキュリティ事業を経て、現在はクラウド屋さんになっております。
コロナ禍前は、月1で海外旅行にいくなどアクティブに活動していましたが、最近は家に引きこもってゲームが趣味になっています。

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