Azure Open AI Service で On Your Data 機能が一般提供開始!

Azure OpenAI Service の「On your data」が一般提供開始されました。このブログでは、改めてAzure Opne AI サービスや、目玉機能の「On-Your-Data」についてご紹介します。

 

Azure OpenAI サービスとは?

Azure OpenAI サービスは、Microsoft Azure プ上で提供されるAIサービスです。このサービスを使うことで、開発者が自然言語処理、画像認識、音声認識などのタスクに対して、高度なAIモデルを利用し展開することができます。

On-Your-Data とは?

Azure OpenAI サービスの中でも、目玉機能である「On-Your-Data」ですが、自社データといった独自のデータを生成AIで利用できる機能になります。

Azure上のデータソースに加えて、サードパーティのデータソースも追加することができます。

一般提供された機能

以下は一般提供機能です。

  1. エンタープライズ向けの強化されたセキュリティ:
    • Azure OpenAI StudioおよびAPIのプライベートエンドポイントとVPNを使用して、Azure AI Search、Azure OpenAI、およびAzure Blob Storageにプライベートアクセスができます。また、「ドキュメントレベルのアクセス制御」により、ユーザーがアクセスできるドキュメントに基づいて応答を生成できます。
  2. 拡張されたデータソース:
    • Azure AI SearchおよびAzure Cosmos DB for MongoDB vCoreからデータに接続できます。Azure Blob Storage、ローカルファイル、URLなど、まだプレビュー中のデータソースも利用できます。
  3. 知識情報検索のためのRAG(Retrieval-Augmented Generation)の組み込み:
    • RAGモデルの高度な機能を活用して、情報検索の品質と関連性を向上させます。
  4. カスタマイズ可能な応答とパラメータ:
    • 応答とカスタムパラメータ(会話のスタイルや取得するドキュメントの数など)をカスタマイズできます。
  5. Azure AI Vectorとハイブリッド検索:
    • Azure AI Searchからベクトルまたはハイブリッド検索を使用して、データのより正確な検索を実現します。
  6. デフォルトでのセマンティック検索:
    • セマンティック検索を使用して、よりコンテキストに対応した関連性のある結果を受け取ることができます。
  7. OpenAIモデルの利用:
    • OpenAI GPT-35-Turbo、GPT-35-Turbo-16k、GPT-4、GPT-4-32kモデルが利用可能です。
  8. ドキュメントレベルのアクセス制御: 応答生成時にMicrosoft Entra IDに基づいてドキュメントへのアクセスを制限してセキュリティを強化します。

まとめ

目玉機能であった「On-Your-Data」が一般提供され、自社データとAIの連携がしやすくなりました。

AI活用の推進をするために、自社データの活用は必須となってきますので、On-Your-Data機能の検証も行っていきたいと思います。

この記事を書いた人

髙橋 和輝
髙橋 和輝
テクニカルマーケターとして、新技術の検証、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
学生時代はアプリ開発に興味がありましたが、インフラ、セキュリティ事業を経て、現在はクラウド屋さんになっております。
コロナ禍前は、月1で海外旅行にいくなどアクティブに活動していましたが、最近は家に引きこもってゲームが趣味になっています。

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