ChatGPT プロンプトの活用講座

 

Chat GPT とは、自然言語処理の技術を用いたチャットボットです。ユーザーの入力に応じて自動的にテキストを生成し、会話が可能です。

プロンプトと呼ばれる指示文を使って、さまざまな種類のテキストを生成することができます。

例えば、「詩」や「物語」や「コード」などのプロンプトを使えば、Chat GPT はそれに応じたテキストを生成します。このブログでは、Chat GPT のプロンプトの活用の仕方について、具体的な例を交えながら説明していきます。

 

 

Chat GPT が得意なこと

初めにChatGPTが得意な処理をまとめてみました。

 

1. 要約、翻訳、意訳

・要約・・・テキストや会議の議事録を要約します。

・翻訳・・・日本語の文章を英語、フランス語、スペイン語などに翻訳します。

・意訳・・・小学生向けに難解な文章を、より平易な言い方で解説します。

 

2. 抽出、解析、分類

・キーワード抽出・・・文章からキーワードを抽出します。

・特定コード抽出・・・テキストから空港コードを抽出。

・連絡先の抽出・・・文章から連絡先情報を抽出。

・非構造化データの解析・・・長い文章の中から、表を作成します。

・分類・・・提示された例に従って、アイテムを分類します。

・ツイート分類・・・ツイートから感情分析を行います。

 

3. プログラミング全般の支援

・プログラミング用チャットボット・・・JavaScriptの質問に答えるメッセージスタイルのボット

・自然言語 to コード・・・入力されたテキストからコードを生成。

・コード to 自然言語・・・コードの一部を人間が理解できる形で説明。

・コード to コード・・・一つのプログラミング言語から別のプログラミング言語に変換する。

・自然言語からAPIへ接続・・言葉による指示からOpenAIやStripe APIを呼び出すコードを作成します。

・SQL・・・指示に従って簡単なSQLクエリを作成。

・JavaScriptのワンライナー関数・・・ 複数行の関数表記を1行に変換。

・バグ修正・・・ソースコードのバグを見つけて修正。

 

4. 文章の作成とアイデア出し

・アナロジー（比喩）の作成・・何かを何かに例えて表現。

・広告テキストの作成・・・製品の説明文から広告の文言を作成。

・商品名の作成・・・単語の例から商品名のアイデアを提案。

・インタビュー用の質問・・・特定の職種について面接用の質問集を作成。

・リスト作成・・・特定ジャンル(SFなど)の書籍リストを作成します。

・レシピ作成・・・材料のリストからレシピを作成。

・ストーリー作成・・・トピックから2〜3文の短いストーリーを作成。

・アウトライン作成・・・あるトピックのエッセイについて概要を生成。

・ゲームアイデア作成・・・フィットネスとVR、といった指示からゲームの着想を提案。

・勉強用ノート作成・・・あるテーマについて勉強ノートを生成。

・スプレッドシート作成・・・様々な種類のデータのスプレッドシートを作成。

 

5. 特定人物の演技やモノマネ

・汎用的なチャットボット・・・一般的なAIアシスタントとの会話が可能。

・特定の性格を持つチャットボット・・・事実に厳密な性格にしたり、皮肉家にも。

・モノマネ・・・言い回しの特徴を説明すれば会話を模倣。

・教師になりきる・・・大規模言語モデルに関するレクチャーが可能。

・レストランレビュー生成・・・数語与えるだけでレストランレビューを生成。

 

6. その他

・事実の基づく回答・・・歴史上の人物など事実に基づく回答を提供。（間違える場合もある）

・映画タイトルから絵文字へ・・・映画の内容を絵文字の組み合わせで表現。

・文章の内容から色を提案・・・文章の内容から色を提案。

・第一人称を第三人称に変換・・・主人公視点から、他の登場人物の目線に変換して文章を書き直します。

・道案内形式へ・・・言葉での道順の説明を、箇条書き形式に変換します。

 

圧倒的な時短が可能になるプロンプト12選

1.Temperatureを変更する

Temperatureは日本語で湿度という意味の単語です。TemperatureはChatGPTの出力の乱数加減を調整する変数です。

Temperatureの値を大きくするほど、ChatGPTはクリエイティブになり多様な回答を生成します。

Temperatureの値を小さくするほど、ChatGPTは保守的になり、一貫性のある回答を生成します。

デフォルトは、0.7になっているらしく、通常は0.2～1.0の間で設定します。

 

クリエイティブな文章を作りたい方は、Temperatureの値を高くしてみましょう！

 

夏目漱石の「吾輩は猫である」の文章の続きを書いてもらいます。

Temperatureの数値を高くすると、本来の文章から離れていきますね。

 

2. Chat GPT 自身にプロンプトを作成してもらう

プロンプトへの何を書いてどのように質問したらよいか分からないときは、ChatGPT自身に聞いてしまいましょう。

 

プロンプト例：「私の文章の書き方を学び、私の代わりにメールの返信を考えてくれるChatGPT用の最適なプロンプトは？」

 

3.専門家になってもらう（ロールプレイ）

ChatGPTに専門家のようにふるまってもらうことで、特定の専門の人の視点から質問に答えてもらうことができます。

・プロフェッショナルになってもらう

専門家としてのアドバイスを求めると。

 

・商品開発担当者になってもらう

ハンバーガーの商品開発担当者になってもらいロールプレイしてみます。

 

斬新な商品企画をしてもらいます。

ChatGPTとロールプレイをすると何がいいか？

ChatGPTはたまに間違った回答やずれた回答をすることがありますが、実はそれが思わぬアイデアになることもあります。

 

・役割逆転

教師役と生徒役を交互に入れ替えることで、学習のポイントを具体的に炙り出します。

なにかイベントや発表する際の質問を想定するのにも役立ちますね。

 

4. テーブル形式のレスポンスを作ってもらう

プロンプトに「表形式にして」と入れるだけで回答がずっと見やすくなります。

例えば以下の文章を表形式にしてみます。

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総務省は20日、 政党交付金の2023年第1回分として、 9党に計78億8400万

円 (100万円未満切り捨て) を支給した。 制度に反対する共産党は受給していない。 内訳は次の通り。

 

政党交付金、 自民最多159億円

 

自民党39億7700万円 ▽立憲民主党 17億800万円 ▽日本維新の会 8億3700万円∇公明党7億1700万円▽国民民主党2億9300万円 ∇れいわ新選組 1億5400万

∇政治家女子48党 8300万円▽社民党6500万円∇参政党4600万円。

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別の例を見てみましょう。

例えばAzure RI と 節約プランのコストや管理の観点からメリット、デメリットをまとめてみます。

 

さらにRIの予約オプションに対するコストメリットを評価してもらうこともできます。A、Ｂ、Ｃの三段階で評価し、評価基準まで説明してくれます。

 

5. 出力を複数のフォーマットにする。

先ほどの文書を使った例を見てみましょう。

プロンプト：「この文章を3つのフォーマットに分けてください。箇条書きと、280字以上の文章と、表形式です。」

3つのフォーマットで文章がまとまります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

とても優秀なAIさんを活用すれば皆さんの業務が格段に効率化し、ワークライフバランスも向上することでしょう。ぜひ活用してみてください。

 

プロンプトの文例集がまとめられている便利なサイトもご紹介します。

お役立ちサイト：ChatGPTなどの超便利な使い方200個まとめ：プロンプト文例集 (quel.jp)