Windows Server 2008サポートすでに終了
セキュリティ更新プログラムとは?
Windows Server 2008/R2・SQL Server 2008 / R2
すでに延長サポート終了しています
日本マイクロソフトは、Windows Server 2008と2008 R2、SQL Server 2008 /と2008 R2についてすでに延長サポートを終了しています。Windows Server 2008と2008 R2、SQL Server 2008 / R2は、ビジネス向け製品のためメインストリームサポート終了後も延長サポート(最低5年)提供することとなっております。延長サポートには、有償サポート、セキュリティ更新プログラムの提供(無償)が含まれますが、現在はすでに延長サポート自体が終了しておりますのでご注意ください。
Windows Server 2008/R2とSQL Server 2008 / R2の延長サポート期間
製品名 | リリース日 | メインストリーム サポート終了日 |
延長サポート終了日 |
---|---|---|---|
Windows Server 2008 | 2008年5月6日 | 2015年1月13日 | 2020年1月14日 ⇒終了 |
Windows Server 2008 R2 | 2009年10月22日 | 2015年1月13日 | 2020年1月14日 ⇒終了 |
SQL Server 2008 R2 | – | 2014年7月8日 | 2019年7月9日 ⇒終了 |
延長サポート終了後も使い続けたらどうなる?
すでに延長サポートが終了したMicrosoft のライセンスについては、最新版へのバージョンアップが理想的ですが、費用の面やアプリケーションの改修など手間がかかるので今すぐに対応ができなかった企業様もいるかもしれません。
しかし、セキュリティパッチが適用されていないWindows Server 2008/R2、SQL Server 2008 / R2を使い続けることはとても危険です。
特に、年々サイバー攻撃が増えてきており、Windows Server 2008/R2、SQL Server 2008 / R2で新たな脆弱性が見つかっても、修正するセキュリティパッチは提供されなくなりますので、注意が必要です。現在でも利用し続けている企業様はリスクを承知済みで利用されているかもしれませんが、Microsoftより新しいサービスも開始したので、この際に改めて対策を考えてみることをオススメします。
セキュリティ更新プログラムを無償で手に入れる方法
セキュリティ更新プログラムとは
セキュリティ更新プログラムとは、Microsoft社が提供しているプログラムです。Windows Server 2008/R2、SQL Server 2008 / R2を利用している企業が多いため、延長サポート終了後も、最大3年間はセキュリティパッチを提供できるプログラムを有償で提供しています。なお、セキュリティパッチが提供されるのは、「緊急」および「重要」と判断された脆弱性に限ります。また、この期間はマイクロソフトサーバー移行支援センターによるサポート窓口も利用可能です。
セキュリティ更新プログラムを利用する方法
セキュリティ更新プログラムを利用できるケースは、次の2つのパターンがあります。
① オンプレミスサーバーでWindows Server 2008/R2、SQL Server 2008 / R2利用
有償でセキュリティ更新プログラムを購入
オンプレミスサーバー環境でセキュリティ更新プログラムを利用する場合は有償なのに対し、MicrosoftのパブリッククラウドであるAzureに移行するだけで無償で更新プログラムを利用できるようになり、コスト面でのメリットがあります。
② Windows Server 2008/R2、SQL Server 2008 / R2環境をMicrosoft Azureに移行
無償で最大3年間セキュリティ更新プログラムが適用
オンプレミスサーバー環境でセキュリティ更新プログラムを利用する場合は有償なのに対し、MicrosoftのパブリッククラウドであるAzureに移行するだけで無償で更新プログラムを利用できるようになり、コスト面でのメリットがあります。
結論Microsoft Azureへの移行で
Windows Server 2008/R2・SQL Server 2008 / R2を
最大3年間は無償でセキュリティ更新できます
Azure移行の費用について
Azureに移行することにより、お客様がお持ちのWindows Server 2008/R2・SQL Server 2008 / R2に対するセキュリティ更新プログラムは最大3年間は無償で提供されますが、Azure上で利用するサーバーに関しては別途費用が掛かります。
参考費用
ご利用サービス | 月額利用料 | 備考 |
---|---|---|
Windows Server 2008 × 1台 (2vCPU,8GB MEM) |
18,068円 (24.752円/時間 × 24時間 × 約30.4日) |
WindowsOSライセンス費用を含みます。 SQL Server(Std)を含んだ場合50,722円 |
ディスクサービス × 1台 (512GB HDD) |
2,437円 | SSDの場合4,300円 |
AzureDCからインターネットへの通信料 (100GBのデータがAzure上からインターネットに送信された場合) |
1,344円 (13.44円/GB × 100GB) |
インターネットからAzureDCへのデータ受信は無償です |
Azure利用料合計 | 21,849円 |
※参考
・AzureDCからオンプレへの通信料(100GB):560円/月 (5.6円/GB)
以下のAzure料金シミュレーションツールを利用すれば、
お好きなスペックで試算することができます。
ぜひお試しください。
ソフトウェア アシュアランス(SA)をお持ちの方は、
長期契約でサーバ費用を最大80%節約!
既存のWindows Server / SQL Server 2008でSA付きのライセンスをお持ちの方は、すでにAzureを利用する権利をお持ちのため本日からAzureを利用できます。しかも通常のインスタンスより安く利用できとてもお得です。
現在SA付きのライセンスをお持ちでないお客様も、長期間Azureを利用すれることを想定した場合、いまからでもSA権を購入したほうがトータルコストが安くなることがあります。ぜひご検討ください。
※これらの特典のことをMicrosoftの用語でAzure Hybrid Benefit特典と呼びます。
さらに1年間・3年間の長期契約をすると、月額の利用料を支払う従量課金制よりもお得になります。
この長期契約(Azure Reserved VM Instances)とAzure Hybrid Benefit特典を組み合わせると、最大で通常価格より費用を80%節約することができます。
仮想化基盤がVMware vSphere環境でも、
Azureに移行できます
VMware 環境はこれまでと全く同じ使い勝手のままAzure上で利用できます
Microsoft社は、ハイパーバイザーを変えずにクラウド移行したい方向けにAzure上でもVMware vSphre 環境を利用できる、Azure VMware Solution(AVS)というサービスを出しました。お客様専用の物理サーバー/ vSphere ESXiをAzureデータセンター内に展開し、プライベートな仮想環境を利用することができます。もちろん自社のオンプレミス環境とのハイブリッドも可能です。オンプレミスで使いなれたvSphere環境をそのまま使いつつ、セキュリティ更新プログラムを無償で提供されるうえ、Azureがもつ迅速性・可用性・スケールアウトなどのメリットを享受することができます。
Azure移行のための3ステップ
ステップ1. Azureの契約をする
Azureの契約をお持ちでない方は、まずWebからアカウントを開設する必要があります。
通常、お客様ご自身で直接Azureのアカウントを開設する場合には、クレジットカードが必要となります。
会社でカードをご用意されていない場合は、個人のカードで支払うことに抵抗があるかと思いますが、
日商エレクトロニクス経由でご契約いただく場合には、弊社が請求を代行し、お客様は請求書にて支払いが可能になります。
ステップ2. 移行環境の確認をする
お客様の既存の環境がAzure上でも可動するか、事前の検証が必要です。
具体的には、1)移行対象サーバーのスペックの調査、2)クラウドでの稼働可否を調査
3)データ転送速度の確認を実施する必要があります。
自社で難しい場合には、お客様の既存環境をそのままクラウド化してきちんと可動するか、
余剰なスペックがないか弊社にて事前にお調べいたします。
ステップ3. 移行作業を実施する
Microsoft社が無償で提供している移行ツールやを他社の移行ツールを用いてデータを移行していきます。
最終更新データの同期が確認できましたら、オンプレからAzureへと切り替えます。
Azure切り替え後は、Azure上での可動状態や、VMステータス、アラートの設定などを確認して完了です。
なお、移行が完了するまでの期間は、移行対象のデータ量とデータ転送速度によって異なります。
Windows Server2008 移行方法と注意点
もっと詳しく知りたい。
なぜAzureがお得なのか、AzureとAWSの比較や
Windows Server 2008の移行方法・注意点など、
EOS対策したい方にオススメです。