パブリッククラウドのメリット解説!超有名5社を比較

グローバル化やIT化が進んでいる現代においては、ビジネスにおいてもスピーディーかつ柔軟な対応が求められています。そこで注目を浴びているコンピューティングの形態が、「パブリッククラウド」です。

しかし、実際にパブリッククラウドをビジネスに導入しようと考えるのであれば、そのメリットや製品などを比較検討したいところでしょう。

そのため、今回はパブリッククラウドの特徴やプライベートクラウド・オンプレミスとの比較、パブリッククラウド大手各社の製品比較について解説いたします。

1.パブリッククラウドとは?

パブリッククラウドとは?

パブリッククラウドとは一般利用者を対象としたクラウドサービスであり、サーバーや回線などの環境をユーザー全体で共有して使用するのが特徴です。

パブリッククラウドのメリットとして、以下のようなメリットが挙げられます。

<パブリッククラウドのメリット>

●リソースを共有して必要な分だけ利用できるため、導入コストが低く、個人の小規模なサイトでも利用しやすい
●従量課金制を取っているのが通常であるため、アクセス数の増減など状況に応じて柔軟に利用しやすい
●保守管理を自社で行う必要がない
●サーバーや回線を自社で用意する必要がないため、開発にかかる期間を短縮できる

柔軟かつスピーディーに利用できる点が、大きな魅力だと言えるでしょう。

プライベートクラウドとの違い

パブリッククラウドとよく引き合いに出されるものとして、プライベートクラウドがあります。プライベートクラウドとは企業が自社内でクラウドサービスシステムを構築し、利用する形態のことです。

ソフトウエアやサーバー、ネットワークなどのコンピューターリソースを利用する点では、パブリッククラウドもプライベートクラウドも一致していると言えるでしょう。

しかし、パブリッククラウドが不特定多数のユーザーが利用できる一方で、プライベートクラウドは構築した企業やグループ企業が独占して利用する点で異なっています。

プライベートクラウド導入のデメリットを整理すると、以下の通りです。

<プライベートクラウドのデメリット>

●導入するには自社でシステムを構築しなくてはならないため、比較的コストがかかる
●長期間の契約が通常であるため、導入後のリソース追加や縮小がしにくい

一方で、プライベートクラウドのメリットには以下のようなものが挙げられます。

<プライベートクラウドのメリット>

●カスタマイズ性が高く、自社の業務内容に合わせて独自のシステムを構築できる
●自社のポリシーに沿った高度なセキュリティ環境が構築できる
●システムを統一して運用できるため、効率的である

オンプレミスとの違い

オンプレミスとは、自社内でサーバーやネットワーク、ソフトウェアなどのシステムインフラを構築し、運用することです。

そのため自社内にインフラを持たず、外部のサービスを共有するパブリッククラウドとは大きく異なっています。

オンプレミスの導入には、以下のようなデメリットがあります。

<オンプレミスのデメリット>

●自社内でサーバーやデータベースなどを構築するため、比較的初期導入コストがかかる
●インフラ構築までに数か月かかることもある
●インフラのメンテナンスコストがかかる
●突然の障害や問題等に自社で対処する必要がある

一方で、オンプレミスのメリットには以下のようなものが考えられます。

<オンプレミスのメリット>

●自社でシステムを構築するため、柔軟なカスタマイズができる
●クローズドなネットワーク内でシステムを運用するため、セキュリティの維持がしやすい
●自社内の他システムとの連携や統合がしやすい

高いカスタマイズ性が魅力である一方、高い技術やコストが必用となるのがオンプレミスの特徴と言えるでしょう。

2.パブリッククラウドの大手5社

パブリッククラウドの大手5社

ここからは、パブリッククラウド提供会社大手のサービスをご紹介していきます。

Amazon Web Service(AWS)

Amazon Web Service(以下AWSと記します)は、インターネット通販で非常に有名なAmazon社が提供しているパブリッククラウドサービスです。

Amazon社が自社商品の在庫管理やデータ分析を行うために構築したインフラを、一般ユーザーにも広く利用可能としました。

パブリッククラウドサービスとしていち早く開始したサービスであり、世界的に広く利用されています。また、ハードウェアの基盤設計を柔軟に行ないやすいため、エンジニアのスキルが高く、自社でカスタマイズをしていきたい企業様には使い勝手のよいサービスかと思います。保存された動画をモバイル向けに簡単に変換できるサービスも充実しており、世界中の企業に向けて多数ものアプリのデータを保管しています。

ストレージ機能やアナリティクスツール、アプリケーションサービスなど幅広く利用できるため、様々な方に広くおすすめしやすいサービスだと言えるでしょう。

Microsoft Azure

Microsoft Azureとは、Microsoft OfficeやWindowsで世界的に有名なMicrosoft社が提供しているパブリッククラウドサービスです。

Microsoft Officeの定番ソフトをクラウド利用できるoffice365アプリとの親和性に優れているのが大きな特徴です。

Microsoft Azureは、オフィスワークにおけるパブリッククラウド利用に適しています。Microsoft社の製品と連携したい場合は、非常に有力な選択肢であると言えるでしょう。

また、Microsoft AzureはPaaS(Platform as a Service)という、アプリケーション環境をクラウド上で運用できる方を重視しています。そのため、ミドルウェアの追加などにおいてやや自由度が低く感じられる可能性がある点には注意しましょう。

Microsoft Azureについてもっと詳しく知りたい方は、記事「Microsoft Azureとは?5つのメリットを解説!」も参考にしてください。

Google Cloud Platform(GCP)

Google Cloud Platform(GCP)は、Google社によって運営されているパブリッククラウドサービスです。

Google社が持つ検索エンジンやGmailなどと同等のインフラを利用したクラウドサービスを、世界中で一般にも広く提供しています。

Google社が利用している機械学習ツールを利用でき、AI関連サービスも幅広く用意されているのも特徴の一つです。

現状ではまだ市場シェアは大きくないものの、Google社が提供する幅広いサービスを元にサービスが構成されているため、データ分析を重視する方にはおすすめできるでしょう。

IBM Cloud

IBM Cloudとは、IBM社(日本では日本アイ・ビー・エム株式会社)が提供する、大規模企業向けパブリッククラウドサービスです。

SaaS・PaaS・IaaSの提供形態とパブリック・プライベート・ハイブリッドクラウドサーバ提供形態まで幅広く用意されています。オンプレミスのアーキテクチャーと近いため、クラウド利用し始めたとしても、オンプレミスで実績のある現行の運用設計に則った、安定かつ、堅牢な構成が実現できます。

IBM Watsonという事前に入力した情報から最適解を提示してくれるAIエンジンを搭載しており、業務効率化につなげることが可能です。

IBM WatsonなどAIを用いた、高度かつ高いセキュリティでデータ活用をパブリッククラウドで行いたい場合、IBM Cloudの利用が適していると言えるでしょう。

Alibaba Cloud(アリババクラウド)

Alibaba Cloudは、中国の有名IT企業であるアリババグループとソフトバンクの合弁会社であるSBクラウド株式会社が提供するパブリッククラウドサービスです。

中国では最大のパブリッククラウドサービスであり、Amazonと並ぶ程のECサイトであるTmallなどと同等のインフラ基盤を利用できます。

また、アリババが運営するスマホ決済システム「アリペイ」のインフラにも使用されており、中国でのAlibaba Cloud のシェアは45%ほどで圧倒的なNO.1です。Alibaba Cloudでは日本と中国間で、インターネット経由ではない専用線(閉域網)を引いています。帯域幅に対して課金するタイプで、データ転送のトラフィック自体は無料。アジア地域を中心としたビジネスの中心基盤としてのパブリッククラウドサービスを検討しているのであれば、Alibaba Cloudが有力な選択肢と言えるでしょう。

3.まとめ

パブリッククラウドは低コストでスピーディーな開発が期待できるサービスであり、状況に応じた柔軟な利用できる点が大きな魅力です。

自社の独自システムの構築を考えるのであればプライベートクラウドやオンプレミスも検討すべきですが、高いコストと技術力が要求されます。

パブリッククラウドサービスは今回ご紹介したように様々な種類がありますので、自社の状況や目的に適したサービスの利用を検討してみましょう。

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この記事を書いた人

NE + Azure 編集部
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